高齢者は賃貸を借りるのが難しいとされていましたが、現在では高齢者の住まい確保に向けて、全国で様々な対応がとられています。千葉県ではどのような対応を行っているのか、県のホームページで調べてみました。千葉県では「千葉県あんしん賃貸支援事業」があります。高齢の方や障がい者など住宅の確保に配慮を要する方を対象に、住まい探しをサポートする不動産屋や団体を登録し、広く情報提供して円滑な入居を支援する事業です。
つまり、この支援事業に登録している不動産屋や団体であれば、高齢の方が住宅を借りる際にサポートしてくれる事業になります。次に、「サービス付き高齢者向け住宅制度」があります。これは国土交通省・厚生労働省により創設された新しい登録制度で、「サービス付き高齢者向け住宅情報提供システム」により全国の対象住宅を登録したり検索したりすることができます。登録されている物件は、安否確認と生活相談サービスが提供される賃貸物件です。
また、千葉県ではサービス付き高齢者向け住宅設備事業に対して補助金の交付を行っており、入居者が支援(医療・介護)を必要とする状態になっても住み続けることのできる住居の供給を促進し、高齢の方々の居住の安定を図っています。「千葉県特定優良賃貸住宅制度」もあります。特定優良賃貸住宅とは家賃の一部を国と県が補助する住宅で、礼金・更新料・仲介手数料などが必要ないものです。県内で13団地、154戸があります。
こちらも年配の方でも申し込みが可能な住まいとなります。